甲子園高校野球決勝 佐賀北vs広陵
甲子園高校野球の決勝戦は、名もない県立高校でしかも進学校の佐賀北高校と優勝こそないものの、広島の名門広陵高校の闘いでした。
佐賀北は、開幕試合で古豪福井商を破り、続く宇治山田商戦では、15回引き分け再試合の末破り、第3試合の帝京戦では、帝京の怒涛の攻撃にもかかわらず、奇跡的にしのぎ、延長でサヨナラ勝ち、長崎日大を破って、昨日広陵に勝利したのです。
ちなみに、この佐賀北高が戦ったイニング数は、大会記録で、昨年の早実、三沢高を抜いたそうです。
さて、昨日の試合は、やはり広陵が強い、という印象でした。
しかし、強いチームが勝つとは限らない、のが高校野球であります。
先発は、佐賀北馬場と広陵野村で、広陵は馬場の立ち上がりを攻め、2回にあっさり2点先取、このときやっぱり広陵が強いな、という印象でした。2点先制されたあと、ピッチャーは、久保に交代、しかし、久保も7回に打ち込まれ4-0となりました。
7回まで広陵野村のスライダーに苦しんでいた佐賀北打線ですが、8回裏の攻撃から、佐賀北打線は、低めのスライダーを見るようになります。ピッチャー久保が、安打で出ると、続いて連打で1死1-2塁。このとき、信じられないことが起こります。
それは、甲子園球場の観客が、佐賀北を応援したことです。
一方の強くてしょうがない広陵はアウエー状態のなかで、野村くんにプレッシャーをかけます。さらには、佐賀北が低めを見逃すものだから、前半にはストライクだった高さのボールもだんだんストライクに入れてもらえず、ストライクの位置が高くなり、最後押し出しの一球は、「どう考えてもストライクだろ」のボールでさえ、ボールと判定される始末。
こうなると野村くんは、真ん中に投げる以外はなく、副島くんに逆転満塁ホームランを打たれてしまいます。
真ん中に来たからといって、もちろんホームランになるとは限りませんが、それを佐賀北の副島くんが見事に打ちました。
観客、アンパイアまで巻き込んでしまった、佐賀北の勢いはすごいものでした。
しかし結局、どっちが強かったの?といえば、間違いなく広陵高校でしょう。

